男の娘×男の娘 名作ジェンダー漫画『ぼくらのへんたい』読了!

こんにちは〜nonuです。
何事にも自信ありませんが、

好きな漫画のセンスにだけは
自信ありま゛す゛!

今回オタク語りするのは
ぼくらのへんたいです。

作者は、2014年に映画化された
「女の穴」の原作者、ふみふみこ先生。

可愛らしい絵柄と
ドロドロしたリアルな心理描写の
ギャップが魅力です!!!!

基本的に感想なので
読んだ人向けでネタバレ多めかもです。

すんませんが
あらすじとかは書きません…。

好きみポイント:もうおとこの娘では居られないと思う瞬間

『ぼくらのへんたい』5巻 19話 糸 より引用

「女の子の格好をする男の子」のストーリーは
他作品にも色々ありますが、
それらの作品にはだいたい

「女の子の格好をするにも限界が来てしまう」
という展開が描かれることも多いですね。

小学校・中学校1,2年くらいまでは
男の子も華奢で、

女の子と見分けが
つかないような子もいると思います。

でもあっというまに筋肉はついてくるし、
背も伸びてくるし、
声変わりもしてくるわけです。

身体的な性が男である以上、
どうやっても自然に女の格好をするのは
「限界」を感じる瞬間が来てしまいますよね。

キャラクターにとっては
もっとも辛い展開ですが、

私は男の娘が出てくる作品は
この展開のためにあると思ってます!!!

この展開をちゃんと
描いてくれる作品は良作。

本作でもきっちり描いてくれました。
さすがふみふみこ先生。
一生ついていきます!!!

タイトルの「へんたい」って言うのは
変質者的な意味の「変態」かとも思われますが、

蛹から蝶になるような「変態」
という意味もあると
作者さんが巻末で語っています。

好きみポイント:はっちVSまりか

街で女装している亮介を見て、
「まりかの趣味に巻き込まれている」
と思い込んだはっちが

まりかに喧嘩売るシーン。
ここ好きすぎる。

このはっちVSまりか
本当に女同士の争いという感じで
ゾクゾクします。

まりかは、身体の性は男でも、
中身が女だから

女の嫌な部分もめちゃくちゃ出てしまう。


『ぼくらのへんたい』5巻 20話 墓守 より引用

はっちも嫌な女ではない
(女としての嫌な部分が出ているだけ)なので
幸せになって欲しいですね。

ちなみに私の推しはトモち。

『ぼくらのへんたい』2巻 9話 ひみつの花園 より引用

まりかに惹かれ、
「君が男が好きだと言うなら男になるよ」と
冗談めかして女装を辞めるのが
マジで王子様。

(建前では、背が伸びてしまったので
女装が出来なくなったって言ってるんだけどね。
そこもいい。)

『ぼくらのへんたい』4巻 15話 モテ期 より引用

完全に王子様や!!!!!

もうトモちにきゅんきゅんです。

まりかはパロウにゾッコンなのでトモちのことは完全に友達としてみていて見向きもしませんが、

まりか~!お前の夢見る王子様ここにおるやんけ~!

と思いながら読んでました。

思春期の痛みを思い出しながら読める作品だと思います。

良作でした!!

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